各種OS上での機能チェックリストが必要

NIS2013について32bitOSでは機能するが64bitOS上では機能しない事項が報告されているが、 バグチェックリストを作成する前に、製品仕様としての機能比較表が必要ではないかと思います。

XP/Vista/7/8ではOSの32/64の区分のほかに、Home/Proでアクセス権限の設定の相違があるので、 Home/Proが明示的に名称に反映されてはいないが、少なくとも XP-Home(32)、XP-Pro(32)、XP-Pro(64)、Vista-Home(32)、Vista-Pro(32)、Vista-Pro[ultimateなど](64)、 7-Home(32)、7-Pro(32)、7-Home(64)、7-Pro(64)、8-Home(32)、8-Pro(32)、8-Home(64)、8-Pro(64) の14種のOSがあるはずである。 IEが絡む機能については、IEがIE8(32)/IE9(32)/IE9(64)/IE10(32)/IE10(64) の5種類があるので、組み合わせの場合の数はOS種別数:14の数倍の数の動作環境があります。 NIS2013の販売広告やオンラインマニュアルなどで説明されているNISのさまざまの機能は、専らXP-Home(32)を ターゲットに語られているのではないかと思います。 即ち、紹介されている各機能の中には他のOSでは働かない、あるいは不具合が発生する項目がいくつも あるのではないのでしょうか。 OS毎の違いによる機能の違いについて説明があるのは、Liveupdate後の 「再起動が必要」かどうかについてだと思います。

Symantecは初期release時の仕様としての各機能の動作可否の○×表を提示し、また発覚した不具合についての 問題報告なし/問題認識済/修正作業中/修正済を記入したチェックリスト表を、ユーザーに対して月1回ぐらいの 割りで動的にWebに掲載すべきだと思います。

そうすれば、ユーザーは自身が抱える不具合事項について、自身の設定や使い方が悪いのか、座して修正を待つ べきなのか、積極的に情報を提供してsymantecに修正を促すべきなのかの、行動判断が出来ます。 各OS種別でのチェックリストが提示されていないために、他のOSで機能する項目が自分の環境でも動作するはずだ と期待したり、他のOSで発生した不具合で修正済みとされている事項が、自分の環境でも修正されていると 誤認してしまいます。 Symantecは上記チェックリスト表を、ユーザーに対して月1回ぐらいの割りで動的に ぜひ、Webに掲載してもらいたいと思います。 また、修正モジュールの公開時には必ずしも全OS種別に対応した モジュールが提供されるというわけではないと思いますので、動作確認済みのOSを併記(未確認OSの併記でも可) してもらいたいと思います。