ノートン 2012のアイドルタイムスキャンについてわかっている点をまとめました。
まず、アイドルタイムスキャンには下記の3種類があります。
・システムの完全スキャン
・クイックスキャン
・検疫の再スキャン
※検疫の再スキャンについては、設定画面等に現れず、必要な時にバックグラウンドでひっそりと動いているので、説明は割愛します。
■システムの完全スキャン
アイドルタイム時に実行されるのは月単位(デフォルト値)(オフ、週単位、四半期単位も選択可能)
実行要件としては、ユーザー、CPU、ディスクがアイドル状態でAC電力で動作している時
低優先順位の活動
・システムの完全スキャンの実行猶予期間は実行予定日の翌日までです。
実行予定日にアイドル状態にならない場合、1日間だけ猶予期間が発生します。
猶予期間の間は実行要件がユーザーのアイドル状態のみになります。(CPU、ディスクは考慮されません)
猶予期間の間にアイドル状態にならないとシステムの完全スキャンは実行されません。(月単位であれば次回は一ヶ月後)
・システムの完全スキャンは途中再開が可能です。
途中で停止すると次回は停止した場所から再開します。
■クイックスキャン
3日に1度実行される
最大1日に3度実行される(1日に1回のこともある)
実行要件としては、ユーザー、CPUがアイドル状態でAC電力で動作している時
高優先順位の活動
・クイックスキャンが5日間実行されないと健全性が「警告」に移行します。
・クイックスキャンが開始されると停止するのはスキャン完了かパソコンのシャットダウン時のみです。
理由としては高速で動作し、停止地点から再開する機能を持っていないためです。
(アイドルタイムが終了しても途中で停止しません)
システムの完全スキャンとクイックスキャンで実行要件が異なる(ディスクのアイドル状態)理由は、
クイックスキャンは優先順位が高く、高速だからです。
★システムの完全スキャンがパソコンのシャットダウンなどで途中で止まってしまうと、次回起動時に再開します。
パソコンの起動時には自動タスク延期が実行されます。設定されている時間(デフォルト20分)後に再開します。
誤記が発見されたので、修正しました。