ノートン2011からの新たな機能として、パソコンのCPU 使用率とメモリ使用率を監視してどのプログラムがパソコンに負荷をかけているか一目でわかる「パフォーマンス警告」を搭載しました。
たとえば、Windows Media Playerが著しくCPUを使っていると判断すると、画面右下にこのようなポップアップを表示します。
ポップアップ画面の「詳細と設定」をクリックするとファイルインサイト画面から、どれぐらいの消費量かグラフで知ることができます。
しかし、この機能は便利な半面、すでにパソコンに負荷をかけている事がわかっている場合には煩わしさを感じることがあります。
そんな場合は、表示させない事もできます。また、監視を行わないという選択もできます。
メイン画面の「設定」から設定画面を開き、
「その他の設定」を開いてください。
画面中ほどにある「パフォーマンス監視」の項目で設定を変更できます。
「パフォーマンス警告」は3段階の設定ができます。
「オン」では警告をポップアップするとともに、セキュリティ履歴に記録します。
「ログのみ」ではポップアップは表示しなくなりますが、セキュリティ履歴への記録は行います。
「オフ」ではポップアップに加えて、履歴への記録も行いません。
つまり、「ログのみ」か「オフ」を選択すると煩わしいと感じるポップアップが表示されなくなります。
さて、「まったく表示されないのは不安だ」と感じる方もいるでしょう。
そのような方は、「警告のしきい値になるリソースプロファイル」や「高い使用率の警告」を調整することも可能です。
また、「プログラムの除外」にプログラムを追加することにより特定のプログラムではポップアップを表示しないという設定も可能です。
最後に、パフォーマンス監視自体をオフすることも可能です。
しかし、パフォーマンス監視はCPU 使用率とメモリ使用率だけを監視しているのではなく、過去 3 カ月の期間に実行した重要なシステム活動(インストール、ダウンロード、最適化、脅威検出、クイックスキャンのインスタンスなど)も監視しています。
そしてその情報はメイン画面の[パフォーマンス]オプションをクリックすると表示される[パフォーマンス]画面に表示されますが、オフにするとこの情報も表示されなくなります。
そのため、パフォーマンス監視自体をオフにすることはお勧めできません。
ノートン2011はインストールした状態でもかなり快適にご利用いただけますが、ほんの少しの設定でより快適にご利用いただける事もあります。
ぜひ、お客様なりの設定を試してみてください。
ご質問等あれば、投稿してください。