> 実験は、TokiNoKawa様からの当初の質問、「手動でのライブアップデートは必要か」ということに対して、自動でのライブアップデートのみで最新版に更新できることを証明するために行ったものですので、他の意味での解釈はご遠慮ください。
この回答で実験したのであれば、私の質問の趣旨である「ライブアップデートの運用」に対する回答には、全く適していない実験と言わざるをえません。
セキュリティソフトのようにOSに準じたセキュリティレベルが要求されるソフトウェアにおいて、ソフトウェア自身を最新の状態に更新することは非常に大切です。
たとえば、「セキュリティソフトをインストールした直後には、手動でソフトウェアを最新にし、完全スキャンを実行する」というセキュリティポリシーが通常、運用されているはずです。
また、(あってはならないことですが)、もしセキュリティソフトに脆弱性が発見された場合、ソフトウェア会社は迅速に脆弱性に対するパッチをリリースし、ユーザに更新を促す義務があります。
例えば、今、問題が発生し続けている Google Chrome の Norton ツールバーの脆弱性を攻撃するウィルスがリリースされた場合、が考えられます。
このように、「セキュリティソフト自身を最新に維持する」運用というのは、セキュリティ運用上、重要な項目であり、ソフトウェアにどこまで運用を任せられるかは、そのソフト自身の仕様が明確でなければ決められません。
私の場合、この仕様が明確でないからこそ、「定期的に手動でライブアップデートを実行する」という運用を取ってきました。
結局、自分で調べた範囲で分かったことをまとめておきます。
・ 「ライブアップデート」では Windows 再起動の必要な場合があるが、Windows7/8 と XP/Vista では仕様が異なる。
・ Windows7/8 の場合、「ノートン ライブアップデート」に書かれた通りの仕様。
・ XP/Vista の場合、上記のような機能がない。
このため、最新の状態にするためには、ノートンコミュニティの
【新しい更新:20.3】ノートン インターネット セキュリティ / ノートン アンチウイルス / ノートン 360
に書かれた以下の方法を実行する必要があります。
更新パッチを受け取るには、ライブアップデートを実行して更新パッチをダウンロードしてください。
Windows XPとVistaの環境では更新パッチの適用後、再起動する必要があります。
Windows 7および、Windows 8環境では再起動は必要ありません。
更新が適用されたことを確認するには、メイン画面を開き、[サポート]をクリックして、[バージョン情報]を選択します。
ノートン インターネット セキュリティ、ノートン アンチウイルス、ノートン 360の新しいバージョン番号は 20.3.0.36です。
なお、上記の手順では、セキュリティソフト(NISないし360)が最新であることを保証しないことに注意が必要です。
NISがどのようなバージョン管理をしているのか分かりませんが、Windows再起動が必要な更新を行っても、NISのバージョンが変わらなかったことから、NISのバージョン番号が最新であることが「NISが最新である」ことを示していないと思われます。
ですから、NISや360が最新であることを確認するためには、「ノートン 360 と Firefox 19 の互換性」に書かれたように
・ 「Norton 製品は最新の保護情報を備えました」というメッセージが表示されるまで、ライブアップデートを実行する。
この時、ライブアップデートの実行において「Windows再起動」が必要になる場合があるが、再起動後にも上記手順をくり返す必要があります。
つまり、Windows7/8であっても、再起動の必要なライブアップデートが適用されていない場合があり、NIS/360を最新にするためには、Windows再起動と「手動でのライブアップデート」をくり返す必要があるということです。